設立趣旨

私たちは、自分の生まれ育った地域で生活することを望むしょうがいを持つ方々の支援と、このまちの新たな社会福祉の資源となるべく、平成11年4月に障害者地域生活支援サービス団体を立ち上げました。
 一関市を中心に活動を開始し、現在利用登録会員は約100名、一関市をはじめ両磐地区に生活するしょうがいを持つ方々に、幅広く利用していただいています。しょうがいを持つ方々がいつでも、気軽に、自由に利用できるレスパイトサービスを立ち上げ、現在は障害者総合支援法によるサービスを複合的に実施しています。一方では平成17年より、市民活動センターの運営を行い、市民活動団体支援、地域づくり、協働等の中間支援を行っています。福祉、市民活動の両面から豊かに、安心して暮らせる地域づくりを目指し、しょうがいを持つ方々及びその家族が地域で安心して生活できる社会の実現を図り、また、老若男女問わず、みんながまちづくりに参加し、つくりあげる一関市の未来に向かい、自分たちができることを考え、取り組んでいきたいと思います。

 また東日本大震災後は、いわて連携復興センターの団体会員として、また独自に陸前高田市のミニ商店街再生にかかわり、陸前高田市のまちづくり、市民活動団体の連携をはかるべく、陸前高田市に陸前高田まちづくり協働センターを設置しています。

 私たちハンズは、県内の福祉の向上と一方では、さまざまな分野の市民活動を支え、連携するという両面の取り組みの中で、社会的に弱い立場の人たちや障害を持つ人たちと地域の人たちがいっしょに、元気で、豊かな地域をつくっていくこと(インクルージョン)を、広域的なエリアにおいて実現していきたいと思っています。


平成13年1月17日

特定非営利活動法人レスパイトハウス・ハンズ

理事

小野 仁志