組織概要

現在ハンズは、一関市内でしょうがいを持つ人たちの支援と市民活動の支援を行っております。市民活動は、環境、文化、スポーツ、まちづくり、男女共同参画などなど、さまざまな分野がありますが、しょうがい者の支援もその中の福祉という分野のひとつです。さまざまな分野がある市民活動ですが、最終的に目指すところは、誰もが安心して暮らせる、豊かな、元気な地域・社会をつくっていくことです。
 私たちハンズは、福祉を自ら推進するという側面と一方では、さまざまな分野の市民活動を応援するという側面を持ちながら、しょうがいを持つ人たちと持たない人たちがいっしょに、元気で、豊かな地域をつくっていく(今はやりの言葉では、「インクルージョン」といいますが)ことを、自分たちの活動の中で実現していきたいと思っています。

我々が目指すまちづくり

協働・・・・・。「住民も行政も企業も商店も、子どもから高齢の方まで、『いっしょに』自分たちの地域のことを考え、自分たちのまちを住みやすく、元気にしていく。」という、言葉にすれば単純なことなのだが、縦割り社会、管理社会の中に、がんじがらめになっている現状では、この単純なことができません。


 都市計画のまちづくり、景観を考えるまちづくり、福祉のまちづくり、環境を考えるまちづくり、すべて住民にとって住みやすいまちをつくることなのだが、それを本当に住民が望み、必要としているのだろうか、「協働」という聞こえの良い言葉の意味するものが何か、「協働」という言葉でよいのか、考えても考えても明確な説明ができません。

 「いのち」を尊重するまちづくり。絶える生命(いのち)と新しく生まれ育つ生命(いのち)、しょうがいが重ければ重いほど、弱ければ弱いほど、その生命(いのち)は重いと言われます。


 「お年寄りが長生きしてよかったと思える社会」をつくることは、すべてのまちづくりに通じます。「いのちを尊重するまちづくり」こそが、まちを元気にし、社会に縛られない「結」や「協働」を生むのではないかと、今は考えています。